開発実績

屋内自律飛行を実現
航路識別AI搭載の産業用ドローン

2021年07月01日配信

「こんなことできないかな?」から始まったプロジェクト

本プロジェクトは、大学研究室との共同研究としてスタートしました。
きっかけは、研究室の方と弊社のスタッフの間で交わされた雑談でした。
その時あがった、「研究室の中を飛び回るドローンを作る」というアイディアは、どうすれば実現するのか検討もつかないものでしたが、検討を進めていくうちに実現への道筋が見えてきて、最終的には「大学の建物内で書類を運送するドローン」の実現を目指すことになりました。

自動航行に必要な技術

屋内を自在に飛行するには、ドローン自身がどの経路で目的にまで移動するかを判断し、実際に目的地まで飛行する必要があります。
その為に、まず事前準備として、建物内の3Dマップを作成し、その中で始点から終点までの最適な経路を探索するアルゴリズムを、機械学習を活用して実装することにしました。
それだけではなく、実際に飛行するためには、ドローン自身の現在地や周囲の状況を取得し、事前に選択した経路のどの位置にいて、どこに飛行するかをリアルタイムで判断する必要があります。
ドローンにはカメラとLiDARセンサを搭載し、カメラの映像やセンサの情報を解釈しながら飛行することが求められます。

常に挑戦し続ける企業へ

このような課題の実現に向けて、海外拠点のメンバーを交え、プロジェクトの計画とマイルストーンを作成しました。
その第一弾として、まずは屋外で、目的地まで自律飛行するドローンを作成しました。ここまでは、比較的一般的な機能ですが、ノウハウを蓄積しながら、計画の実現性を確認することができました。
目標の達成までにはまだまだ長い道のりが続きますが、これからも挑戦を続けていきます。

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