開発実績

生活記録から腎症リスクを予測
医療連携型AI支援

2021年07月01日配信

背景

新規人工透析導入患者は非常に多くおり、医療費の増大と患者の社会参加機会の低下・喪失が問題になっています。また、慢性腎臓病は治ることはなく、一度人工透析が必要なると一生続くと言われています。
しかし、回復することはなくとも、生活改善により人工透析が必要になる時期を遅くすることができます。
人工透析が必要な患者を少しでも減らせる、遅らせるように腎臓病予備軍向けの支援システムが構想されました。

利用者が理解しやすいシステム作り

生活改善を行うことは容易ではなく、強い意志が必要になります。また、食生活についてのなどの日常生活においての疑問は、検診時のみのやり取りでだけでは不十分な可能性があります。
そこで、利用者に食事や運動の記録をとってもらい、病院や保健指導員からアドバイスをもらえる機能や、医者や保健指導員と直接やり取りできるコミュニケーション機能などを実装し、利用者自身が「今行うべきことを理解しやすく、問題が起こったときの対処ができる」、利用者に寄り添ったシステム作りを行いました。

患者だけではなく、医療機関も使えるシステムを目指して

支援システムの主となる利用者は患者になりますが、病院が導入しなければしっかりとした支援はできません。
医療機関も利用できるように、診断結果を保存しグラフ等でわかりやすく閲覧する機能や、患者へ指導した内容を保存し医療機関側で指導指針の決定や情報共有を確実に行えるようなシステムを目指して機能を拡大しています。

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