中小企業経営のデジタル化に向けたシステム刷新

お客様の場合、レンタカー管理のパッケージシステムを長年運用してきた結果、システムを稼働させているサーバの耐用年数が限界を迎えており、移行しようにも保守契約が切れているため手が出せないという状況にありました。
また、システムの細かいところを修正して業務改善するのが難しいという、パッケージ特有の悩みもありました。
そこで弊社からは、現在のパッケージの必要最小限の機能を選び出し、現代的な技術を用いたオープン系システムをフルスクラッチすることをご提案しました。
これは、あえてフルスクラッチにすることで、業務に必要な機能のみを選定してシステム規模を抑え、プロジェクト期間とコストを最小にすると共に、今後の拡張性を持たせるためでした。

お客様の事情に寄り添うシステム構築

プロジェクト中は、課題管理ツールや、Google Meetなどのチャットツールを活用することで、タイムラグが発生しがちな要件定義をスムーズに進めることができました。
また、ヘリックス開発モデルの強みを活かし、早い段階から動かせる画面サンプルを用意して使用感を確認いただきながら、段階的に、業務にマッチしたシステムに仕上げていきました。
技術選定の面でも、デファクトスタンダードな構築をしつつ、OSSのライブラリを一部取り込みながら、要件とコストのバランスを取った構成になるよう意識しました。
これらの工夫により、過剰なコストを抑制しながら、お客様固有の課題により注力することができました。

企業と共に成長するシステム

刷新されたシステムは無事リリースされ、現在も安定稼働中しております。
ドメイン駆動設計などの最新の設計ノウハウにより開発されたシステムは、以前に比べ低コストでの改修が可能となり、
日々発生するお客様の課題を受け、これまで難しかったこまめなアップデートを実現しました。
またシステムに蓄積された日々の業務データを分析することで、様々な経営施策を打つことが可能となりました。
これからも、お客様の経営戦略を素早く実現するシステムとして、運用されていく予定です。